看護師として頑張る自分を責めないで

辞めるべきか続けるべきかと悩む皆さんへ

自分を責めないようにしよう

自分を責めないようにしよう

自分は看護師に向いていないのだろうか?と毎日のように自問自答していませんか?実は看護師を辞めたいと考える前に、止めなければいけない思考があるのです。まず自分がどのような思考になっているか考えてみましょう。

看護師が嫌?それとも職場?

漠然と看護師を辞めたいと考えても、看護師自体を辞めたいのか今の職場を辞めたいのか明確にしなくてはいけません。確かに色々な問題から追いつめられると看護師の仕事自体が辛くなってしまいます。ですから、いずれにしても自分で自分を追い込まない事が大切です。自分の内にある本当の気持ちを大切にするだけでもずっと楽になるはずです。看護師を辞めたら解決できる問題なのか、辞めなくても解決できる問題なのかを冷静に見定めるには自分の心を整える事が大切です。看護師を辞めるかどうかをずっと悩んでいる人の多くは考え方にある癖を持っているようです。まずは自分の癖がどこにあるのかを知ってから自分の進退を冷静に考えてみましょう。

自分を責めるのをやめよう

看護師の仕事は患者さんの命を預かる責任ある仕事です。ですが、その責任感が強すぎてしまい自分を責める事が多くありませんか?あの時、自分が○○しなければ患者さんはもっと楽だったかも、私が未熟だから迷惑をかけたと自分を責めて苦しくなる看護師も多いのです。その苦しみはやがて無気力に繋がってしまい、罪悪感を抱えたまま看護師を続けてしまう結果となります。
人間が起こすミスをヒューマンエラーと言いますが、それは決してゼロになる事はありません。もちろんミスを未然に防ぐ事は大切ですし、その知識を養う事も必要です。ですが、看護の現場は常に新たな問題が起こり今後の対策へ活かすケースばかりです。人は過去をクローズアップしがちですが、起きてしまった事をいくら考え悔やんでも結果は変わりません。大切なのはその経験を未来に活かす事です。
もし、過去に迷惑をかけてしまった患者さんやその家族、同僚看護師がいるのならその悔やみは1度捨てましょう。なぜなら、その罪悪感と償いの思いは自分を責める要因にしかなりません。迷惑をかけてしまった人を本当に思う気持ちがあるのなら、同じミスを繰り返さない自分になる事が必要なのです。周りはちゃんと自分の事を見ていてくれるものです。変わった自分を見せた時に初めて周りの理解を得る事ができるのです。

頑張り過ぎをやめよう

看護師に多いのが頑張り屋です。もちろん仕事を頑張るのは良い事ですが、頑張り過ぎになってしまうと問題です。頑張り過ぎの人の特徴は何事に対しても頑張れる自分に価値があると思っていますので、どんなに辛くても頑張る事をやめられないのです。その為、頑張っても結果が思うように出ない時はもっと頑張る、それでも結果に満足できなければ更に頑張るといった無限のループに陥りやすいのです。この無限の頑張り過ぎループに陥ってしまうと、いつまでも自分に自信が持てないまま頑張り続ける事になります。そしてやがて疲れきってしまい、結果の出せない自分に嫌悪感さえ感じるようになります。自分には才能がないから頑張らないといけない、自分の価値を上げるには頑張るしかないと思っている人は要注意です。自分の価値と頑張る事は無関係な事を覚えておきましょう。
そして自分の価値は他人が決める事でもありません。自分の価値を上げるには、結果が出せない自分を受け入れる事から始まります。頑張っても結果が出ない部分に執着せずに、頑張って結果が出た部分に目を向けていけば自信を持てるようになりますし自分に価値がある事も分かってきます。また、頑張らない自分も必要です。頑張らないというのは努力しないという事ではありません。何事においてもいい加減=良い加減で挑む事で心に余裕もできますし、スムーズに物事を進めてもいけます。

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