看護師を辞めたい理由はなに?と聞かれても、あやふやな答えしかでない時は1度対処法を考えてみましょう。まずは自分の気持ちを整理する事が大切です。辞めたいと思った時に選ぶ事のできる対処法のメリットとデメリットも含めて紹介します。
看護師の仕事を辞めたいと思った時に選べる対処法があります。まず、辞めたいと思う感情を抑えて今の職場で頑張る方法、そして今の職場を辞めて新しい医療機関へ転職する方法の2つがあります。どちらを選んでも失敗ではありません。大切なのは自分がどちらを選ぶ事で納得できるかです。また、どちらを選んでもメリットデメリットは発生しますので良く考えて選択しましょう。
これは辞めたい気持ちを諦めるという事ではありません。今までの見方を少し変えて現職場で続けてみる対処法です。例えば、人手不足で仕事が辛いという理由で看護師を辞めたいと考えているとします。ですが、この思いは自分だけではないでしょう。一緒に働く看護師も自分と同様に辛いと感じている人が多いはずです。
それでも毎日頑張って業務をこなしている看護師と自分では何か違いがあるはずです。辛くても頑張れる看護師は、何か目標を持っていたりやりがいを見出しているはずです。その看護師と同じようになれという事ではありませんが、仕事に対して見方を変える事で不満が少なくなる事は確かです。人手不足の中でも自分は立ちまわれていると考えると、同時に看護師としてのスキルアップができているとも考えられます。また、自分ばかり仕事を押し付けられるという考えも、見方を変えれば自分は仕事をこなせるから役が回ってくるとも考えられます。
ですが、そうはいっても歩み寄れない部分もあります。その時は、改善して欲しい点と今のままで良い点をまとめて上司に提案してみる事も良いでしょう。悪い点ばかり伝えると聞き入れてもらえないでしょうから、良い点も同時に伝えるのがポイントです。人手不足の職場なら改善策を聞き入れてくれる可能性があるかも知れません。
ですが、思うようにいかない場合にはさらに孤独感を味わってしまうかも知れません。真面目な性格ですと気持ちを抑え込み過ぎてうつ病になってしまう事もありますから、時として自分は頑張っているから文句も愚痴もでる!と開き直る事が大切です。
仕事に達成感がなかったり職場の人間関係が嫌になってしまった人には転職が有効です。仕事への達成感がなくなるといくら頑張っても虚しくなりますし、1度こじれた人間関係は修復が難しくなりますので思い切って転職してみると良いでしょう。この選択を選ぶメリットは、何といっても看護師として仕事と人間関係をリセットできる事です。辞める時に自分は何が不満だったのか、どんな環境が良いのかをしっかり考えられると転職でベストな環境に出会える確率も上がるでしょう。また、それと同時に自分の足りない部分や改善部分を考えておくと転職先で良い活躍をする事ができます。
ですが、転職先の人間関係や雰囲気はなかなか外からは見えません。良かれと思った転職先でまた同じ思いをする可能性もありまので、転職先は慎重にじっくりと選ぶ事が大切です。